〈キャラクタープレイ〉

〈キャラクタープレイ〉

Character-play (not Role-playing)

 キャラクターの行動を宣言する際、「伝達の工夫」や「場の盛り上がり」「感情移入・一体感」といった利点を満たすために、いわゆる演技的な口調によって〈キャラクター〉の描写を行うこと。

 一体感を目指しすぎて〈ロールプレイング・ゲーム〉の5つの条件を否定するような問題を起こさない限りは、伝達テクニックの一つとして非常に有効な手段であるが、〈ロールプレイング・ゲーム〉の定義とは直接関係がない部分である。

ところで多くの人は、〈キャラクタープレイ〉〈ロールプレイング〉と取り違えていることが多いが、これは異なる二つの概念である。前者はともすれば「キャラクター」という枠組でのみキャラクターの行動を決定することになりがちだが、後者の〈ロールプレイング〉を行うためには、「キャラクター」の枠組だけでなく、「課題/プレーヤー/キャラクター/ゲームコンセプト」の4つすべてに配慮した〈目標の多層構造〉に挑む姿勢が必要となる。

 したがってRPGでは、〈キャラクタープレイ〉を行うだけでは、〈ロールプレイング〉を実践したことにはならないし、〈ロールプレイング・ゲーム〉に参加していることにもならないのである。

 以上の留保を理解した上でならば、〈ロールプレイング〉遂行の際に加えて〈キャラクタープレイ〉に挑戦することは、ゲームの楽しみを増させる上で、とてもよいアプローチの一つといえる。

  →〈ロールプレイング・ゲーム〉〈目標の多層構造〉〈キャラクターのロールプレイ〉

(馬場1996-7)(馬場2000b)