〈遊戯〉

〈遊戯〉

Jeu (not Games)

 単独あるいは複数の人間が、単に楽しみを求めて行うもの。

 明確な目的はなく、勝利条件も、何かを選び取ったことに対する評価の尺度を与える必要もない。

 したがってその結果(勝敗)が参加者の生活や人生に対して、何か重大な影響を与えることもありえない。

 この“無目的性”こそが〈遊戯〉の本質的な特徴であると言える。

 〈遊戯〉は、明確な〈目標〉を消極的に否定してしまうことで楽しみを得る。そのためここにはいわゆる〈意志決定〉が成立せず、よって〈ゲーム〉も成立しない。

 文明論や美学、遊びの人類学にとっては見逃せない行為であるが、「よりよいゲームデザイン」を目指すための、狭義の〈ゲーム〉に関する議論においては、真っ先に議論の対象外に置かれるものである。これを中心として〈ゲームデザイン〉を論じることはできない。

  →〈ゲームデザイン〉〈ゲーム〉〈目標〉〈意志決定〉

(馬場1996-7)